用語集
核融合研究は物理学、工学、材料科学など多くの分野が交差する領域であり、独自の専門用語が数多く使われています。この用語集では、核融合を学ぶ上で知っておきたい重要な用語を 50 音順で整理しています。
用語集の使い方
Section titled “用語集の使い方”各用語ページは「やさしい定義(高校レベル)」から始まり、学部レベル以上の正確な定義、本編の学習ページへの導線という順で書かれています。初めて核融合を学ぶ方は、まず「プラズマ」や「核融合反応」といった基本用語のやさしい定義から読み始めることをおすすめします。すでに基礎知識がある方は、各項目の「本編で学ぶ」から該当する解説ページへ進んでください。
核融合用語の特徴
Section titled “核融合用語の特徴”核融合分野の用語には、いくつかの特徴があります。
まず、プラズマ物理学に由来する用語が多くを占めます。プラズマは核融合の主役であり、その振る舞いを記述するために「デバイ遮蔽」「MHD 不安定性」「ローソン条件」などの専門的な概念が発展してきました。
次に、装置名や方式名が重要な位置を占めています。「トカマク」はロシア語の略語に由来し、「ステラレータ」はラテン語の「星」を語源とします。これらの名称は、それぞれの装置が持つ物理的特徴や開発の歴史を反映しています。
また、英語の略語や頭字語が多いのも特徴です。ITER、NIF、JT-60SA など、国際的なプロジェクト名は略称で呼ばれることがほとんどです。これらについても必要に応じて用語集で取り上げています。
50 音順インデックス
Section titled “50 音順インデックス”- ITER - 7 極の国際協力で建設が進む実験炉
- 安全係数 - 磁力線のねじれ具合を表す指標 q
- H モード - 閉じ込めが急に良くなる運転状態
- MHD(電磁流体力学) - プラズマを 1 つの流体として扱う理論
- ステラレータ - ねじれた磁場閉じ込め装置
- ダイバータ - 熱と粒子を受け止める排気口
- ディスラプション - プラズマ電流の突然の崩壊
- デバイ長 - 電荷の偏りが遮蔽される距離
- 閉じ込め - 高温プラズマを保持する方法
- トカマク - ドーナツ型の磁場閉じ込め装置
- トリチウム - 核融合の燃料となる水素の同位体
- ローソン条件 - 核融合の成立に必要な条件